富山県立富山西高等学校長
創立100年目の伝統校として
本校は、大正13年4月、富山県立婦負農学校として産声をあげました。
昭和23年には、婦負高等学校に改称、富山西部高等学校に統合され、同26年、婦負農業高等学校として独立しました。同45年には婦負高等学校に改称、同51年より現在の富山西高等学校となり、今年度に至るまで、99年の歴史を紡いできた伝統校です。
その間、農業、園芸、家庭、食品化学、土木、化学工学等、様々な学科を擁し、大勢の有為な人材を世に送り出してまいりました。平成24年度からは普通科単独校となり現在に至っています。そして、今年秋には創立100周年記念式典が開催される予定です。
快適な学習環境
本校は国道359号線の南側に、校舎や2つの体育館、武道場、トレーニングハウス、また300メートルトラックが取れるグラウンドが配されています。加えて、国道の北側にもグラウンドやテニスコートを有しており、県内でも有数の広さの敷地を誇る学校です。
令和3年度には、県立学校長寿命化改修工事が完了し、3年生4クラスの教室を含む前館・管理棟が改築され、開放感にあふれ、より快適に過ごせる学校へとリニューアルしたところです。
3つの校訓
本校は「勤労」「自治」「協和」を校訓としています。
「勤労」とは、目の前の課題や物事に、無欲無心で取り組むことです。
「自治」とは、自らを律し、自分の生活や言動に責任を持つことです。
「協和」とは、周囲の人々と話し合い、協力して物事を成すことです。
この校訓のもと、生徒たちは勉学はもちろん学校行事や部活動などにも熱心に取り組んでいます。部活動では、フェンシング部の活躍がめざましく、平成29年度には全国選抜大会で全国制覇を果たしています。
中学生の皆さんへ
本校には、入学してから大きく変わり、めざましく成長していく生徒が大勢います。中学生の頃は自分に自信がなかった生徒でも、学習を頑張って大学に進学したり、生徒会執行部や体育大会のリーダーとして活躍したりしています。また、新たな部活動に挑戦して力をつけ、上位入賞を果たしたり、地域の行事にボランティアとして積極的に参加したりする生徒もいます。「変わろうと思った時が出発点」です。ちょっとした決意とチャレンジで、いつでも自分を変えていけます。
中学生の皆さん、富山西高校へ入学して、新しい自分を発見してみませんか。
おわりに
本校ではPTAの活動も活発で、平成30年度には優良PTAとして文部科学大臣賞を受賞するという栄誉に預かりました。今後とも富山西高校では、保護者の皆様をはじめ、地域社会の皆様のご協力のもと、自己実現に向けて努力し、将来社会に貢献できるような生徒の育成に力を注いでまいります。皆様方のご理解とご協力をお願いいたします。